2011年04月22日

なりきりアンパンマン

保育園に三女を迎えに行くと・・
担任が違う保護者と話してたから ガラス越しにクラスの中をのぞいてみた。


数十人の子供達が遊んでる中、一人の男の子が 「オモチャの車」に乗って
遊んでる。 そこへ 2人の女の子が「貸して~ 貸して~」と言ってるようだ。

でも、その男の子 なかなか譲らない・・・
2人の女の子が 泣きだして・・・あらら・・・と思ったら

どこからか 違う女の子が出てきて
「あんぱ~んち!!」と 男の子の肩にパンチをお見舞いした。


・・・あのズボン、記憶にあるな・・・もしや・・・
あああ~ 三女だよ・・・・

男の子も泣きだし 2人の女の子も合わせて一気に3人が大泣き。

慌てて廊下にいた先生が 「どうした~?」って入ってきた。


さて・・・私しか状況を見てないな・・・どうしたもんか。
パンチお見舞いしちゃったのは 我が娘だし・・・
しゃ~ないな・・・

先生に こんな状況で・・・と報告しつつ
三女にも「どんなことあっても たたいちゃダメなんだよ」と
伝えたが・・・・三女は アンパンマンになりきって
誇らしげにも『私は 悪い奴をこらしめた!』と勘違い正義感を顔いっぱいで表現している。

泣いてる男の子にも 三女は 謝らない(汗

男の子に「ごめんね おばちゃんが変わって謝るね」って私が謝り、園を後にした・・・


家に帰ってから・・・

私「ねえ たたいちゃダメだからね」


 三女「なんで? だって かしてあげなかったからさ~。アンパンマンだって わるいことするバイキンマンをパンチするじゃん!」


私「・・・・・たしかに あの子は譲ってあげなかったけど、でも 待つんだよ」


 三女「あたし わるくないもん」


私「どんな事あっても たたいたり蹴ったりは 絶対ダメ ダメなものはダメ! あなたが叩かれたら 嫌でしょ? 同じなんだよ」


 三女「わっかんない!」


私「・・・・でもさ・・・叩いた事はダメなんだけど、自分の為じゃなく違う子の為に 動いたんだよね・・・それは すごいと思うよ。ちょっと嬉しいよ。今度は 叩いたり蹴ったりしないで 譲ってもらえるようにしてみたら?」


 三女「アンパンマンってむずかしいね」


3歳児なりにも キチンと正義があるんだ! とちょっとびっくり。
 担任も 「まだ言葉で コミュニケーション取れない年齢なんで、思うようにならないと 手や足が先に出ちゃうんですよ、仕方ないけど、きちん 謝るように指導していきます」と理解してくれて 助かった。

でも その正義・・・暴力じゃない方法で 出来たらいいんだけどね・・・


今後・・・私は あちこちの家に 菓子折りを持って 謝り回る時が来るんだろうか・・・
三女 お願いだ・・・多少の けんかはいいけど

相手にケガだけは させないで~


お願いだぁ~  


Posted by ごんた3 at 17:19Comments(4)三姉妹