自己中音頭

ごんた3

2011年10月06日 08:48

先月の頭あたりから バスケ部のウインドブレーカー購入の話が出ていた。

私とすれば もう中学生なんだし 子供たちが決めるものとばかり思ってた。


建前上は たしかに「子供達に決めさせます」と連絡メールも入った。


ところが

結果を聞くと

親の考えに振り回され惑わされた 子供達がほぼ全員が傷ついたと思われる。
いや そんな事さえも気がついてない親が ほとんどかも。

女子が 決めごとでもめるのは 世の常。
でも どこかで誰かが折れるから 話がまとまるんだよね・・・

そんな中 紺か白と 色決めになった時 多数決では 白7:紺1と分かれた

すると 一部の親達が 「白は汚れるから紺にしなさい」と 子供に言い

きつね母(私が命名) は 根回し良く 2年生の先輩に「あなた達の立場を守るためにも 紺がいいよね!」と紺を植え付けて行った。次女は それをみて なんと姑息な手を使う大人だろう と思ったに違いない。


多数決で決めると言ったわりには 7:1でも 白とは決まらず
きつね母の「もう一度 話合ってごらん」の一言で 子供達は 困惑。




沈黙の後 次女が 口火を切ったらしい

「もう 紺でいい!」


やけくそか? いや けしてやけくそなんかじゃないと思う。

次女は あまりに大人達の 自己中さに うんざりしてた。
「汚れるから 紺にしなさい」と親に言われ それに従わねばならないような 友達に対しても「かわいそうだな」とも感じた。

 次女「お母さん 自己中な親ばっかだから 自己中な子供ばっかなんだよ」

 私「うちらもね・・・」


ま たしかに 親自己中 子供自己中 世の中みんな自己中~ あなたも私も仲良く自己中? いえ~い! ???



「もう 紺でいい!」と言ってしまった後 家に帰って 大泣きだったらしい。
これ おとう報告。

 おとう「大変だったんだぞ 帰って来て突然泣いてさ、 俺の前で弱音って珍しいからよっぽどだぞ。話聞いたら、白じゃなくなっちゃった って言うから 『色で強くなれるのか? 何のためにバスケやってんだ?』と言ったら おさまったけどさ」


ほほん おとうはナイスな事を言ってくれたと思う。まさにその通り。


ただね、たぶん次女とすれば 自分の希望の白にならなかった事も切なかったかもわかんないけど、それよりも、大人にはどうやっても適わない理不尽さというか はがゆさというか そういう事や 「もう 紺でいい」と言ってしまって 白派だった子達への 裏切り?になってしまったと 罪悪感なようなものを抱いたのだと思う。
本人 気がついてないかもだけれど。

次女の言葉を突破口に一気に 紺と決まってしまった。
紺と決まった時、きつね母は「よく折れたね」と 白派の子の頭をなでなで・・・

次女の心に どう映ったかは もう話をしなくてもよくわかる。


今の子供達は ほんとかわいそうだと思う。まあ次女も含め。

親が 大人になりきれてない ただ体だけが歳とった 心は子供のまんまの生き物だからだ。
そんな 力だけを振りかざした 大人達が 子供に 「あ~しなさい こ~しなさい」と あたかも「しつけ」のように 押さえつける。

でも 子供達って そうそうバカじゃないんだよね。もう中学生だし。
「あんな大人になりたくない」と 思う事で 事をおさめている。
昔は「親の背中を見て 子は育つ」なんて言ってたけれど
今は そんな言葉・・・・



次女は 辛かったと思う。勇気もなきゃ 言えなかっただろうね。
沈黙を守って 白希望を貫き通すという事も出来た中 「譲る」と言う事を学んだじゃん。

時々 我が子ながら 私より「大人」な行動をする 長女と次女 こんな時は 褒めるべきだね。


私も この一件で 学んだよ。

「こんな大人になりたくない」なんて目で見られるような 親にはなりたくないな・・・と

それには 自分の通ってきた子供時代の心を持って 子供の思いをきちんと受け止めてあげる事だよね。


ってか そもそも「汚れるから紺にしなさい」って 母の言う言葉か?
洗濯が母の仕事でしょ~
汚れたら 洗濯でしょ~
たしかに 洗濯めんどうだよ!! 嫌いだよ! 干す たたむ タンスにしまう という3嫌々を クリアできた機械を開発した人がいたら、「ノーブラ賞」もんだよ ・・・ノーベル賞? んなもん ノーベル賞なんぞなるかよ。


大人の策略に ほんろうされた 子供達。
強くあれ!
大人に負けるな!

という私も 一応 大人なのでー   私は反省~。
子供の姿を見て 学ぶ母 これも ダメダメ母だよね。



正直 言えば 「ふざけんな~きつね母!!」と 言いたいところだけれど、
それを言っちゃ 同レベル。

次女と私を ともに成長させてくれて ありがとう。





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