観測隊って?!

ごんた3

2018年07月24日 20:20

2話

「南極に何しに行ってんの?」

夫が 南極行ってると言うと たいてい この 問いかけからはじまる
遊びに行ってるわけじゃなく 仕事である

興味ない人には つまらんネタだけど
ここ 触れておかないと  愚痴も 始まらない




わかりやすいのは 南極物語に 出てくる南極観測越冬隊ってな奴だ


私も 夫が南極越冬隊になってなきゃ 知らなかったし興味もなかったが 観測隊は夏隊 越冬隊とあり 夫は越冬隊員

南極へは 毎年11月に砕氷艦しらせが 夏隊 越冬隊と一年分の物質等のせて 出発 12月の中旬頃 昭和基地に接岸し そこからは 前越冬隊と合流して 物質を下ろしたり乗せたりと 昼夜問わずの ばたばた作業があるっぽい
この時期は イラついてる夫には 一切連絡しようと思えないほど 殺気立ってる

2月までその作業が 続き 越冬交代といって 新しく行った越冬隊と 1年南極にいた越冬隊が 交代する儀式が 行われ

夏隊と 前越冬隊が しらせに乗って帰国

だから 一年に一度しか 昭和基地に行かない


夏隊は期間が短いけれど 研究や建築など集中してやる感じ

越冬隊は 1年2ヶ月くらい 滞在する長期型





夫は 何の仕事よ?


越冬隊は 研究班 設営班とあり 設営班の方


研究が 一番の大事な仕事 その研究者達の1年強生活を整えるのが設営班

とはいえ 研究者もきっと コンクリートまぜろ!と言われたら やらざるを得ないに違うない


その設営班には 料理担当の一流のコックさんから 医者 等々 専門分野の人もいる   


夫は いつもは Yシャツとスラックススタイルの事務屋さん 
そんな 取り柄もない男が なぜに 選ばれる?


ってな ところは 明日のネタに



愚痴は山ほどあるが まずは 南極越冬隊の内容を知ってもらわないと 愚痴の意味も伝わないから 今日は ざっと 流れの説明


そうそう 自分の身の周りの物 服とか 歯ブラシとかは 自分で持って行ったが 歯ブラシを月1 新しく変える夫  きっと20本以上持ってったと思う

向こうで足りなくなったら 買いに行く ってなわけにいかないから

我慢か 誰かに譲ってもらうしかないのだ




出発前 カード引き落とし金額に 驚愕し 夫婦喧嘩になった


カード明細に 私と娘たちが欲しかったけど買えずにいた goproがあり おいおい!これ我が家においてけ!   と言ったが すでに しらせの船下につまれた後だった

給料は 夫の口座に入るけど 当人は お金を下ろせないし お金を使う機会もないから 留守番組のうちらの生活費となってる

1回目の南極から帰国後直後 お金を払うと言うことを忘れかけてて 無銭飲食しかけた ってな うそのような 作り話のような ほんとの話もある


1年以上 非日常的で閉鎖的な場所にいると 感覚がおかしくなって帰ってくるんだあ って思ったw
もともと 変わり者が 磨きをかけた 変わり者と成長する





きっと来年3月 帰国時も かなり成長した夫と再開

いい意味で 私の器の成長も必然となる

いい嫁じゃないか




今日は この辺で











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