長女の発明

ごんた3

2013年10月22日 20:18

夕飯が食べ終わる頃

突然 長女が


「ねえ 聞いて聞いて 自転車をこぎながら 本気で考えたんだよ~」


何? なに?

「老人の孤独死を減らす為にね 一家に一台 指紋認証機械みたいなのを設置して~ 毎朝 そこに指紋をあててもらうんだよ~ そしたら 今日は 生きてる ってわかるよね」


孤独死を心配してるのか?長女は・・・

でも たしか 現在も老人が一番使用する電気ポットを使った そういう機能ってあるよね

と 長女に伝えると


「でもさ 犯人が 生きているかのごとく 犯人がポットにわざと使用して 生きてるを偽造するかも だから指紋が一番だよ」


「???? 犯人? 孤独死じゃなかったの?」


「だし もしかしたら 自殺するかもだし・・・」


長女 真剣な顔で 話をしているが  どんどん的をはずしていく



次女「じゃ 毎日 私が見に行ってあげるよ おばあちゃんちにさ」




次女は たった一言で 核心をついてしまう    と思う



孤独死の原点は そもそも核家族だとか 親子の縁の薄さが問題なのかも

だったら 私がおばあちゃんを見に行ってくれるなんて・・・嬉しいじゃないか

私「じゃ おかあが 80の婆になったら 毎日 私が生きているか 会いに来る?」

次女「ん~~~・・・・・・・」




長女「そうじゃなくてー おかあさんとかお父さんじゃないの 世間一般的な~」

長女「国家秘密とかを握っていたら 狙われるかもじゃん・・・」


私「大丈夫 おかあ 国家秘密握ってないし・・・ 普通のびんぼー主婦だし」


長女「だからー お母さんじゃなくて 他の人が死んじゃってもいいの?」


誰の心配をしてるのだ 長女よ



長女「とにかく 白骨化する前に 発見されたいじゃん」

私「??? 白骨化? それは防げるだろ 新聞が何日もポストに入っていたらおかしいと思うし 近所の人が おかしいって思うよ」

長女「近所付き合いとかない人なら?  殺されそうになった時には・・・・」



殺される? 孤独死が  どうして 殺人事件に発展するのだ?


話がまとまらない長女  後半は 主旨が大幅にズレて 殺される前にわかるのが一番!

そりゃ 誰もが願う事よ


もしも 殺人の前に その危機が感知できる「物」が 発明されたならば 世の中 すべての人がハッピーだ


是非 長女よ 発明してくれ!






おとう「お前は どうして長女の 「こういうのどうかな?」っていう純粋さを褒めないかな~」


おとうは 知らないんだよな・・・ 長女は とある本に影響されて 非現実的社会にどっぷりハマり 時々 こういうスイッチ入る事を。



もしもだ

長女が すっごい「案」を発言したらば 「すっごいね!」って言えるけど

ごめん 

国家秘密握ってる人間を 守る! なんて話 毎日野菜切ってご飯作ってる私にゃ 無縁だろっ



でも 一応 謝っとくか・・・



私「長女~ごめんよ~ あー言えばこー言う的 反論してしまって」


長女「いいよ 別に 本の中の話だし」


私「犯罪の前の 予見が出来る機械案 是非 発明できそうならば 教えてくれ そん時には 笑わずに大真面目で聞きいれます」


長女「 うん わかったー」











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