大会当日から 昨日も・・・・ どうやら魔女の様子がおかしい
付き合いが10年近くなると 雰囲気だけでご機嫌がわかる
まだスノボがあまり知られてない時代に 世界で戦ってきた人だから
ちょっと一般人とは違う アスリート的なものが
時として 理不尽な事を発したり 世間ではワガママ的な事を言ってみたり
と 今までいろんな魔女の姿をみてきてて
わかっているつもり
明日からは 留守にするようだし 今日しかない
と昨日の朝 気持ちを振い立たせ 会いに行ってみた
案の定
身体からは どう見ても「怒りのオーラ」いや「悲しみのオーラ」とも見える
とにかく 近づけぬほどの空気
でも 全国の前に一度指導をお願いしなきゃ
今しかない 私しか我が家と魔女をつなぐものがいないから 逃げられない
・・・・って いったいどんな付き合いしてんだよ
と思うが
一言で言えない 友達ではないし 師匠と弟子ってな感じでもない
・・・・今朝になって はっきりわかったのは 魔女は長女と次女を「我が子」を超え 「自分の一部」として位置付けていてくれる事に気がついた
だから
その怒りと悲しみの冷めやらぬ昨日 ばっさり!!! っと大出血並みに切られた
その出血した血は きっと魔女自身の「涙」だったと思う
一瞬 すべてを投げ出したくなる位 自分が嫌になったが
気持ちを整理して 魔女から言われた事を
1/10の大きさにして 長女と次女に伝えた
案の定
次女は 号泣
涙のわけは 「悔しさ」なのか「悲しみ」なのか「申し訳なさ」なのか わかんない
もっとわからないのは 本人
自分は 毎回 なぜこうなってしまうのか・・・
大会時 まったく緊張しない と言い切る次女
ならば なぜいつもの力を 出しきれないのだろうか
次女「出し切ったつもり・・・・」
なお わからない
私 「辛いならば スノボはテクニカルだけじゃない 好きなグラトリややってみたい方向へ転換する方法だってあるよ」
私の中でテクから離れて欲しくない気持ちはあるが 本人が「辛い」中でスノボをやっていたら なんの楽しみもない
次女 「テクニカルは続けたい・・・・」
ならば どこまでもサポートするよ
母も もう今回の事で 「迷い」が吹っ飛んだ!
トップになりたいならば トップ並みのサポートをしてやろうじゃないか
次女は 勝ちたい! 滑りたい! という強い思いとは 逆に
結果は ダメダメで
怒りともとれる 悲しみと悔しさと 腹立たしさが ぐちゃぐちゃに混ざり合わさったような
どろどろのものが どわ~っと 湧き出ていた
でも
本人 切り替えた様子だから
過去を振り返るよりも 前を見よう! とその湧き出た思いも封印した
が
魔女は その思いを 処理できずにいたんだと思う
その どろどろの状態の「思い」を 私にぶつけられ
はじめは 私も なぜこんな事まで私が言われなきゃいけないの? ぐらいな気持ちになった
でも
昨夜 眠れる夜を一夜
いろんな事が見えてきた
すべてこれ以上ない 愛情なんだと
ま 受け止め方次第だけれど
もしかしたら 本当に 我が家の娘達を切り捨てたかったのかもだけれど
私は そう解釈は しなかった
以前 魔女と 長女次女 私で「夢」を おもい描いた話をした事があった
その「夢」を それぞれが 同じ位置に置いてなかったのかもしれない
私は 正直「夢」を「夢ごこち」と思っていた
で 今回 長女が全国に行ける事になって 「夢は叶えるもの」的な 現実を見させられる状況になって ハッと目が覚めたような・・・
長女自身も「なれたらいいな・・・」ぐらいな 位置づけだったんだろう
次女は 思いだけは たぶん一番魔女に近かったんだけれど 何か「足りないもの」が邪魔をしている
魔女の まるで 奥歯をかみしめ 粉々に砕けてしまうかと思う位な「思い」は 無駄にしちゃいけない
こんな経験も きっと普通なら しない と思う
どん底の悔しさを知って 這いあがるハングリーさを 2人とも もっと知って・・・
いつか 「夢」を ダブル実現し
魔女が 本気で微笑んでくれる日を 「夢」としてではなく 近いうちの「計画」に変えて
昨日の 魔女と私のやりとりが 「笑い話」になることを 願って
感謝と努力と素直さを胸に